こんにちは、@tatsuyaです。
カナダのワーホリ中にデザイン関係の仕事をゲットするため、グラフィックデザインを勉強する日々が続いております。
芸術系の学校はものすごく高いので、なんとか自分で勉強するいい方法はないかなーと探していたら、良さそうな本を見つけました。
この本はデザインではなく「絵の書き方」の本ですが、デザインに入る前に最低限知っておくべきかなーと思い買いました!
ということで今回は、絵に関しては全くの素人の僕がこの「You Can Draw in 30 Days」を30日間やってみたので本の紹介をしていきます!
- どんな本なのか
- 何を学べるのか
- 用意したほうがいいもの
- 実際に描いた作品の一部
について順番にみていきましょう。
目次
「You Can Draw in 30 Days」とは
皆さんお分かりのとおり、直訳すると「30日で絵が描けるようになる」という意味になりますね。
この本は海外では結構有名な本で、独学でグラフィックデザイナーになったKaren Chengさんがオススメしている本なのです。
「You Can Draw in 30 Days」の基本情報
この本にはLESSON1から30まであり、1日1レッスンで1ヶ月で終わるようになっています。
立体感を出すために必要な9つのルールを、実際に絵を描きながら覚えていきます。
学ぶ内容はかなり基本的なものばかりなので、完全に絵の初心者向けですね。
教え方もすごく丁寧で、絵初心者の僕でも一度も迷うことなく終えることができました!
用意するものは?
- シャーペンか鉛筆
- 消しゴム
- スケッチブック
- 擦筆(さっぴつ)
たったこれだけ。
僕が使ったもの、そして著者が本の中でおすすめしていたものもあるので、後で詳しく説明します!
全部終わるまでにかかる時間は?
上に書いたとおりLESSONが30まであり、1日1レッスンづつ=30日で終えられるようになってます。
1つにかかる時間はだいたい20分から30分ぐらいですが、毎回Bonus Challengeというのがあるのでそれを含めると1時間ぐらいですかね。
レッスンの内容は?
影の付け方、立体感の出し方、綺麗に形を描く方法など、絵の基本中の基本を学べます。
最初は球体のような簡単なものから入り、そこから動物だったり、建物だったり、最終的には人間の目や顔のような難しめなものも描いていきます!
レッスンは文章の説明を読む→実際に描く…を順番に繰り返していき、物体を完成させていく感じです。
丁寧なことに、文章の横に毎回お手本の絵があるので、迷うことはまずないでしょう。
英語がわからなくても大丈夫?
海外の本なので、全て英語で書かれています。
全然フォーマルな文体ではないのですが、やはり絵に関する単語が多いのでたまーに分からないことがありましたね…。
しかし、英語ができなくても順番に手本を真似していけばオッケーです!
結構役立つことが書かれていますが、「読まないと分からない」ということは一切ありませんでした。
僕もめんどくさい時は字を読まずに絵だけ順番に真似してましたけど、全く問題なしです。
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30日間やってみた結果・・・
ここでは、ちょっと恥ずかしいですが僕が実際に描いた作品の一部を紹介します!
ちゃんとやれば1ヶ月で終わるのですが、やったりやらなかったりで結局2ヶ月ぐらいかかりました…。
まずは1日目&2日目の作品から!

こんな感じで、とても上手とは言えない出来ですね….。
鉛筆で絵を描いたのなんて10年ぶりぐらいなのでただの円を描くのも難しかったです。
この時はまだフィリピン留学中だったので、ノートに描いてます。
ここでかなり時間が空いて、開始から約1ヶ月目の作品がこちらです!

留学から帰ってきて、初めてスケッチブックで描いたやつです。
影のブレンドはやっぱりこっちの方が綺麗ですね。
次は開始からだいたい1ヶ月半ぐらいたった時の作品です!

こんな感じです!
だいぶマシになった感じはありますね。
この頃からやっと影の付け方や、鉛筆で絵を描くのにやっと慣れてきました!
こんな感じで、約2ヶ月かかりながらも全部終わらせることができました!
まだまだ下手ですが最初の絵と比べるとだいぶ上達したかなーと思ってます。
あまり載せすぎるとネタバレになってしまうので、これくらいにしておきますね。
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用意するもの
この本に取り組むのに必要な道具をまとめました!
僕自身使ってたものと、著者のオススメを紹介していきます。
シャーペンか鉛筆
本では0.7のHB芯のシャーペンがオススメされていますが、僕は絵を描く=鉛筆じゃなきゃダメだと勝手に思ってたのでたくさんの鉛筆を用意してました(笑)
全然そんなことはないんですね。
途中で一度シャーペンでやってみたのですが、僕は鉛筆の方が好みだったので鉛筆で描いてました。
スケッチブック
上に貼った写真の通り最初はノートでやってたのですが、途中からスケッチブックに乗り換えました。
どっちもやった感想は、やっぱノートよりスケッチブックの方がいいですね。
こすって影のニュアンスを出したり、ぼやけさせたりするのでスケッチブックの方が圧倒的に雰囲気が出ます。
僕が使ってたのは一番大きいA3サイズ(420×297mm)でしたが、かなり大きいので小さめのサイズの方がいいです。
そんなにスケールの大きいものは描かないので。
消しゴム
よくある普通の消しゴムと、できれば鉛筆型の消しゴムも。
これも本で紹介されているアイテムです。
下書きの線をたくさん描くので、細かいところを消す作業がたくさんあります。
普通のだと消したくないとこまで消してしまうので、この鉛筆型消しゴムがものすごく役に立ちました!
普通のやつは間違えて描き直すときとか、影を強くしすぎた時に軽く消すように必要です。
擦筆(さっぴつ)
これも本で紹介されていて、初めて見たしこれ意味あんのかと思いながらも購入しました。
最初は指でやってましたが、これめっちゃ便利です。
この本では立体感を出すために影をよく描くのですが、方法としては鉛筆で濃く塗る→擦って広げていくという感じなんですね。
最初はこれを指でやってたのですが、指だと影が広がりすぎたり、絵が汚れてしまうことが多々ありました。

この写真にあるのが擦筆で、紙製で鉛筆のような形をしています。
これを使えばまず手が汚れないし、指と違って先端が細いので細かい部分も調整できます!
美大生や普段からよく絵を描く人には常識なのかもしれませんが、僕にとってはすごく新鮮でした。
そもそも影をぼかすなんてやったことがなかったので…。
絵のレベルをワンランク上げたい方は試してみるべきです!
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1ヶ月やってみた感想
まあ期間でいうと2ヶ月なんですが、絵を描くための基本的な知識はひと通り身に付いたかなーと感じてます。
このサムネもそうですが普段からデジタルでイラストを作っているので、手描きでのルールをたくさん知れてよかったです。
始めたばかりの時、どのレベルまで上達するのか知るために本の最後のほうをパラパラーっとめくっていたのですが、「こんなん絶対無理やろ!」と思うような絵ばっかりでした。
それが終わった今振り返ると、できないと思ってたこともコツコツやればできるんだなというのを実感しました。。
「これから絵を始めてみたい」「難しいのはいいから基礎を学びたい」と思っている方には最高の一冊です!
あと、この著者の方も言っていますが、絵を描くのは才能ある無しに関係なく誰でも学ぶことができます。
そりゃあ才能があれば上達具合も違うでしょうが、この本のようにまずは簡単なところから段階を踏んで練習していくと、必ず描けるようになります!
皆さんもこの本でとりあえず30日間でいいのでやってみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました!