海外留学を控えている人の中には、
「留学前だけど単語をどうやって勉強すればいいかわからない…」
という人もいるかと思います。
そんな人のために、実際にアメリカ留学を経験した僕が、
- 留学における単語の重要性
- そもそも単語帳は必要なのか
- おすすめの単語勉強法3つ
これらについて説明していきます。
5分くらいで読めるしカンタンに実践できるので、ぜひご一読を!
目次
留学における単語(語彙力)の重要性
単語は英語の基本中の基本なので、もちろん重要です。
当たり前ですが話す・聞く・読む・書くのどれにも必要ですからね。
この英語の基盤である語彙力がしっかりしていなければ、英語力は成長しません。
ただ注意すべきなのが、日本の英語教育のせいか単語の勉強に重点を置きすぎている傾向があること。
その結果、単語や文法の知識はたくさんあっても話せない人が多いですよね。
語彙力をつけるのは確かに重要なのですが、インプットだけに集中しないことが大事です。
そもそも留学前準備に単語帳は必要?
単語の勉強といえば、単語帳から入るのが一般的ですよね。
皆さんもTOEICや英検などを受けるときには、まず一番手軽な単語帳での勉強からはいると思います。
「留学」に関していえば、単語帳はあったほうがいいです。
- 大学入学時にTOEFLやIELTSのスコアを求められる場合が多いから
- 大学では高レベルな語彙力が求められるから
ひとつひとつ説明していきますね。
理由①大学入学時にTOEFLやIELTSのスコアを求められる場合が多いから
北米の大学ならTOEFL、イギリスやオーストラリアだとIELTSのスコアが必要な大学が多いですね。
こういった難しい英語テスト対策には、単語帳をやるのが一番効率的です。
その理由は、単語帳には「このテストにはこんな単語が出ますよ」という答えがまとめられているから。
単語帳を買うことで、単語の種類・傾向からレベルまでが一発でわかります。
例えばTOEICなら「ビジネス英語・単語レベルは簡単め」、これがTOEFLだと「学術的な英語・単語レベルは難しめ」となりますね。
このように、留学に必要なテスト対策には単語帳が有効なのが、留学前に単語帳で勉強すべきひとつめの理由です。
理由②大学では高レベルな語彙力が求められるから
海外の大学で授業を受けるとなれば、当然現地の生徒たちと肩を並べて授業を受けることになるため、高いレベルの語彙力が必要です。
ただここで「どんな単語帳を選べばいいの?」と思う方もいるかもしれません。
そんな時は、テストを受ける・受けない関わらずにTOEFLかIELTSの単語帳を買っておけば間違いないです。
TOEFLやIELTSは英語圏の大学内での出来事が舞台となっている!
TOEFLやIELTSに必要な単語=そのまま大学生活に必要な単語です。
だからTOEFLやIELTSを受けなくても、留学するならばこれらの単語帳に載っているレベルの単語の知識はつけておくべきでしょう。
僕はTOEFLの勉強をしてるとき単語帳で猛勉強してましたが、正直「TOEFLのためだけにこの単語帳で勉強しすぎても意味ないのかな」と思ってました。
しかし覚えた単語がテストだけでなく授業内でたくさん使われていることに気づいたので、今ではやっておいてよかったと思ってます。
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この本はTOEFL用の教材では有名なベストセラー本です。
僕が半年ほど使用した単語帳で、とにかく頻出単語がよくまとめられているのが特徴。
TOEFLとは別のIELTSの勉強をしている人でさえ買うことがあるそうです。
まあどちらもテストの内容がアカデミック(学術的)だし、どこの国で一般的かだけの違いですね。
TOEFL・IELTS・そしてこれらのテストを受けない人でも、留学に必要な単語はこの「TOEFLテスト英単語3800」で勉強しましょう!
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留学前にできるおすすめの単語勉強法3つ
留学のための語彙力をつけるのに一番の方法は「英語で何かを勉強する→わからない単語を調べる」を繰り返すこと。
こうすることで“単語を覚えること”が目的ではなく“学ぶこと”自体が目的となるので理想的です。
ここでは、
- 単語帳 … テスト対策、大学でよく使う単語
- 洋画・海外ドラマ … 日常会話
- 洋書 … 専門用語、高レベルな語彙
この3つを使って語彙力を上げる方法を紹介します。
方法1:テスト対策&大学で使うための”単語帳”
- テスト対策の単語
- 大学生活に必要な単語
上に詳しく書いたとおり、TOEFLやIELTSなどのテスト対策単語帳はそのまま大学生活に役立ちます。
テスト対策だけでなく授業の理解や生活そのものにも使えるので、無駄にはなりません。
方法2:日常会話が身につく”洋画&海外ドラマ”
- 日常会話で使える単語
- 話し言葉
日常会話に使える語彙を身につけたければ一番効率がいいのが洋画や海外ドラマを観ること。
- TOEFLで出題される単語を学びたければTOEFLの単語帳を使う
というのと一緒で、
- 日常会話を身につけたいなら英語ネイティブの日常会話を聞く
のが一番の方法です。
勉強の流れとしては、
- 知らない単語が出てきたら一時停止して調べる
- 意味を理解したら単語が使われている状況まで覚える
というのを繰り返すだけ。
ここで大事なのが、単語が誰に対して使われているか・どういう場か・話し手の感情はどうかなども考えながら覚えることです。
単語帳で単語を覚えることのデメリットは、単語を使う場面がわからないこと。
例文がついてる単語帳もありますが、だいたい単語を無理やり入れたような不自然な文章になっています。
これが洋画やドラマだと単語が使われている場面がはっきりわかるので、実用的な日常会話単語を学ぶことができるということです!
単語の意味を覚えるだけでなく、状況にも意識しておくと楽しみながら語彙力をあげられるのでおすすめ。
洋画や海外ドラマを観るならこの二つがおすすめ。
- Netflix…オリジナルコンテンツが多め
- Hulu…「ウォーキング・デッド」や「ゲーム・オブ・スローンズ」など有名な作品が多め
どちらも無料体験があるのでぜひ試してみてください。
方法3:レベルの高い語彙を学べる”読書”
- 専門用語
- 書き言葉
本を読むことが一番語彙力を鍛えるのに役立ちます。
その理由は、まず書き言葉は話し言葉と比べると難しい単語が使われているから。
日本語で考えてみたらわかりやすいですが、普段の会話でつかう言葉と本の中の言葉だと全然違いますよね。
英語でもそれは同じで、話し言葉と書き言葉ははっきり違いがあります。
話し言葉は洋画や海外ドラマで覚えるのがいいですが、書き言葉だと断然本を読むことが一番いい方法です。
さらに本だと専門用語を学ぶのにもいいですね。
「【留学前の英語勉強法】海外留学におけるリーディングの重要性と4つの勉強法」の記事にも書きましたが、留学前から自分が勉強したい分野の洋書を読んでおくことで、英語での専門用語を覚えておくことができます。
自分の興味のあるものを読みながら語彙力も上げられるので、本が好きな人には特にいい勉強法ですね。
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留学前の3つの単語勉強法まとめ
- 単語帳:テスト対策と大学生活に必要な単語
- 洋画&海外ドラマ:日常会話の単語・話し言葉
- 洋書:専門的な単語・書き言葉
これら3つの方法で勉強することで、テスト対策・書き言葉・話し言葉全てを学ぶことができます。
今すぐするべきことは、TOEFLを受ける人も受けない人もまずは英単語帳。
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日常会話を学びたければ洋画・海外ドラマから。
そして一番語彙力を伸ばせるのが洋書を読むこと。
おすすめの本などは「【留学前の英語勉強法】海外留学におけるリーディングの重要性と4つの勉強法」にも書いているので、読んでみてください。
他の留学前勉強法もまとめていますので、よかったらそちらもどうぞ。
留学前の発音記事↓
»【留学前の英語勉強法】正しい英語の発音を身につけるべき理由と勉強法まとめ
留学前のリーディング記事↓
»【留学前の英語勉強法】海外留学におけるリーディングの重要性と4つの勉強法
留学前のリスニング記事↓
»【留学前の英語勉強法】リスニング力を上げるための3つのステップと勉強法
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»【留学前の英語勉強法】絶対に話せるスピーキング勉強法と4つのステップ
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