海外留学をすると英語の発音は自然と身につくと思っていませんか?
残念ながら、最低でも基礎を知っておかなければ、いつまでたってもカタカナ英語から抜け出せません。
実際は、英語と日本語の発音が違いすぎるため、仕組みを知らずにネイティブのような発音を身につけるのは不可能です。
しかし、発音の基礎を勉強しておくだけで、あとは現地で生活していると自然と伸びていきます。
大事なことは、日本語との違いを知っているか知っていないか。
発音の勉強を始めるのが早ければ早いほど、留学中に英語が一気に上達します。
今回の記事では、
- 正しい発音を学ぶことの重要性
- 留学において発音を学ぶことのメリット
- 留学前に最低限やっておくべき発音の勉強法
- 時間があればやっておくべき発音の勉強法
これらについて話をしていきます。
ここで紹介している教材は全てアメリカ英語の発音を身につけるためのものです。
目次
留学前に正しい発音を身につけておくことの重要性
ぶっちゃけ発音は英語ネイティブのように綺麗じゃなくても大丈夫です。
実際英語の発音なんて数え切れないほどあり、ひとつの国の中にも様々なアクセントがあるくらいですからね。
「この発音が絶対正しい」というのはありません。
しかしひとつだけ大事なことがあって、それは「通じる英語の発音を身につけること」。
日本人には日本人特有の英語のアクセントがあります。これはよくカタカナ英語と呼ばれていますね。
実際カタカナ英語はネイティブからするとすごく聞き取りにくいそうです。
その理由は、そもそも英語には母音が20個以上あるのに対して、日本語には5つしかありません。
この20個以上の音を5つの母音に変換して話しているわけですから、それは難しいはずですよね。
なので、少なくともカタカナ英語を直して通じる発音を身につけておくことが重要です。
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留学前に発音を勉強しておくべき2つの理由
発音なんてはじめは気にしてすらいませんでしたが、発音をネイティブにも褒められるほどになった今、発音を勉強しておくことの大切さがわかりました。
- 発音を勉強することでリスニング力も上がる
- 話すことに対する自信がつく
これらが主な発音を勉強すべき理由です。
ひとつずつ説明していきますね。
理由①発音を勉強することでリスニングも上がる!
これを知らない人がけっこう多いのですが、発音を勉強するとリスニング力も上がります。
さっきも言いましたが、英語には日本語にはない音がめちゃくちゃ多いんですね。
その日本語にはない英語特有の音を発音できるようになる=それを聞き取ることもできるということです!
簡単に言ってしまえば、自分が発音できるのならそれを聞き取ることもできるということですね。
海外留学において一番重要なのがリスニングなので、もはや発音は単語や文法と同じレベルで重要。
理由②発音を身につけると話すことに対する自信がつく!
よく「英語を話したいけど話せない…」という悩みを持ってる人がいますよね。
そういう人って、実はもう英語を話せる知識は十分あるのに話せないと思い込んでいるだけの場合が多いです。
中学・高校と英語の授業を受けていれば、知識だけで言えばもう話せるレベルには達しているんです。
実際日本人は文法と単語の知識でいえば、他国と比べてもかなり能力が高いですしね。
じゃあ何が足りていないのかというと、あとは話すことに対する自信だけ。
多くの人はこの話すのに必要な自信を、文法と単語をさらに暗記することでつけようとしてしまっています。
これじゃいつまでたっても自信がつかず話せるようにはなりません。
そもそも文法と単語をいくら勉強しても、ネイティブですら完璧な人はいないのでやるだけ無駄なんですよね。
発音を勉強することでつく自信は2つあって、この自信さえあればようやく英語が話せるようになります。
- 自分が”通じる英語”を話せるという自信
- 英語の発音の知識があるので、相手の英語が聞き取れるという自信
街で困っている外国人の方を見つけたとき、助けたいけど、
「自分の英語が通じないかもしれない…」
「話しかけても聞き取れなかったらどうしよう…」
と思い込んで通り過ぎたという経験はありませんか?
結局それは自分の英語が通じるという自信と、絶対に聞き取れるという自信が足りていないだけです。
そしてそれは文法や単語を覚えても無駄で、発音を勉強することによって身につけることができるんです!
留学先で「通じるかわからない」「聞き取れるかわからない」という理由で話しかけるチャンスを失いたくないですよね。
そういう人は今すぐ発音を勉強しましょう。
留学前にできる!正しい英語発音を身につける勉強法
大前提として、発音は独学できますので安心してください。
ここでは実際僕がやってきて良かった教材をいくつか紹介しようと思います。
- 留学前に最低限やっておくべきこと
- 時間があればやっておいたほうがいいこと
これらに分けて紹介するので、できそうなものをやってみてくださいね。
留学前に最低限やっておくべき発音の勉強法
留学前にやるべきなのは、とりあえずカタカナ英語だけでも直しておくこと。
これをしておかないと現地で生活しても発音は伸びないし、リスニングに慣れるのに時間がかかります。
「発音の勉強」と聞くと難しいように感じるかもしれませんが、実際は超カンタン。
ここで紹介する本を使って、1日30分を1ヶ月間毎日練習するだけです。
本当にカタカナ英語だけでも直しておくと留学先ですごく役立つので、これだけは絶対やってくださいね!
「英語耳」を使ってカタカナ英語を克服しよう!
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このブログ上でさんざん紹介してきた「英語耳」という発音矯正の本。
これは僕が実際にカタカナ英語を脱却した時に使ってた本です。
- 全ての発音を学べる
- 発音記号が読めるようになる
- 25分で全発音を練習できるCDつき
この本で全ての英語の発音を知ることができるし、発音できるようにもなります。
本には1音ずつ発音の説明と文章が載っていて、CDは実際に発声練習するための練習問題が収録されています。
“本を読む→CDの後に続いて発音する”
というのを繰り返して身につけていくといった感じですね。
これが慣れてくると本の説明を見ずにCDだけで全部の発音を練習できるし、かかる時間はたった25分。
カタカナ英語を克服するだけならば、最高の本だと言えます。
留学前には、ぜひこの「英語耳」だけでもやっておいてください。
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留学前に時間があればやっておくべき発音勉強法
「英語耳」だとせいぜい1ヶ月でカタカナ英語を克服できるので、それ以上はやる必要はありません。
まだ時間があるという方は、さらに上を目指して発音を勉強していきましょう!
ちなみに発音の勉強はリスニング力アップに繋がるので、やりすぎても無駄ということはありません。
「英語耳」で1ヶ月間練習すると、
- 全ての音の発音方法を知っている
- 全ての発音記号が読める
という状態になっているはずなので、次学ぶべきなのはこれらです。
- フォニックス発音法
- ネイティブのように流暢に話すためのルール
ひとつずつ見ていきましょう。
①フォニックス発音で英語のつづりを見ただけで発音ができる!
フォニックス発音とは、発音記号ではなく英語のつづりから発音する方法です。
そのため、フォニックスでは発音記号は使わないのが特徴ですね。
英語ネイティブの子供達はこの方法から発音を学びます。
さて「せっかく英語耳で発音記号を学んだのに、なんでそんなことするの?」
と疑問に思った方もいるでしょう。
これには2つ理由があります。
- フォニックスは全単語の75%しか当てはまらない
→25%の例外は英語耳で学んだ発音記号を読める力でカバー - 毎回発音記号を調べていると時間がかかる →フォニックス発音法を身につけるといちいち調べなくてもいい!
「英語耳」で学んだ発音記号とフォニックス発音法を身につけると、全ての単語をすぐに発音できるようになるということです!
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フォニックス発音を勉強するならこの本がおすすめ。
80分もの練習用CDでフォニックス読みが確実に身につきます。
フォニックスがどんな感じなのかちょっとだけ説明しますね。

まずここに書いた単語はひとつ共通点があって、それはアクセントが”a”の位置にきているところ。
そしてこのaにアクセントが置かれる場合、その音は「エが混ざったようなア(発音記号だとæ)になる」というのをひとつひとつ学んでいきます。
このルールを順に学んでいくことで、綴りを見ただけで発音ができるようになるというのがフォニックス読みの強みですね。
②英語ネイティブの発音に近づけるためのルールを学ぼう!
英語耳とフォニックスでは、ひとつひとつの単語を正しい発音で読むためのルールを学びました。
しかしこれが文章となるとどうでしょうか。
ネイティブの英語を聞いてみると「本当にこれ発音してるの?」って思うくらい早いですよね。
これはいくつかのルールがあるので、次はそれを学んでいきましょう。
英語ネイティブの発音が知りたければ英語ネイティブの本で練習すべき!
これは完全に時間がある人向けですが、ネイティブがなぜあれだけ流暢に話せるかのルールがぎっしり載ってます。
僕が使用したのは「Mastering The American Accent」と「American Accent Training」の2冊。
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ここでこの2冊の説明をすると長くなってしまうので省きますが、
- イントネーション
- リンキング
- アメリカ英語特有の発音ルール
- 音の強調・省略
などなどどちらもかなりレベルの高い英語発音法が載っています。
発音練習にはもちろん最高なのですが、リスニング教材としても優秀なので時間がある方はやってみてください。
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【留学前】正しい発音を身につけるべき理由と勉強法まとめ
カタカナ英語を直しておくことは、基礎をおさえるという意味で単語や文法を覚えるのと同じくらい重要です。
単語や文法を勉強すれば大抵のものは読めるようになりますが、”英語で何かを伝える”となった時はどうでしょうか。
自分が伝える側になったとき、重要なのは文法・単語の知識もそうですがまずは相手に通じる英語を話すこと。
留学先で「英語が通じなかったらどうしよう…」と尻込みしたくはないですよね。
自分が実際に現地に着いたときそうならないためにも、今のうちからカタカナ英語だけでも直しておきましょう。
それでもまだ時間があれば、発音&リスニング力アップも兼ねて上で紹介したハイレベルな発音を学んでみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
この記事で紹介した発音の本
- 英語耳
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カタカナ英語を直すのにおすすめ。
- フォニックス発音トレーニングBOOK
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つづりだけで読める発音のルールを学ぼう。
- Mastering The American Accent
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本格的な英語の発音勉強を始めたいならこれ。
- American Accent Training
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ネイティブの発音のルールが学べる!上の本よりちょっと難しめ。
「英語耳」の使い方や注意点はこちら。
»【脱カタカナ英語】英語発音初心者が1冊目にやるべき本「英語耳」
「英語耳」と「フォニックス」の2冊を使った発音勉強法はこちら。
»【2ヶ月で発音マスター】おすすめ英語発音本2冊の具体的な使い方
ここで紹介した4冊の発音本についてはこちら。
留学前の勉強法をまとめました。
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