こんにちは、@tatsuyaです。
今回は自身のアメリカ留学の経験を踏まえて、留学前にしておくべきリスニングの勉強法についてお話しします。
- そもそもリスニングって重要なの?
- リスニングをどれぐらい勉強すればいいの?
- どうやって勉強するの?
という留学前自分がもっていた疑問に答えていこうと思います。
留学前でリスニングの勉強方法に困ってる方は是非参考にしてみてください。
目次
留学時にリスニングってどのくらい重要なの?
結論から言うと、リスニングは留学において一番重要です。
他のスピーキング・ライティング・リーディングなども重要ですが、何よりもまずリスニング。
まず留学するということは、当たり前ですが授業を聞いて理解することが重要ですよね。
その授業を理解するためには、大前提としてリスニング力が必要です。
「スピーキングが大事!」という方もいますが、自分が話せても相手の返事が聞きとれなかったら会話は成立しません。
リスニングができないと「話しかけても返事を聞き取れないかも…」と考えてしまい、話しかけるのをためらう・質問するのをためらうという問題が起こります。
なのでリスニングは、海外の学校生活を送る中で勉強面でも人間関係の面でも一番重要です。
アメリカ留学中、リスニングができなくて苦労しました…
まず到着初日に銀行口座開設、ケータイ契約、寮の説明があったのですが、8割ぐらい何言ってるか分からない。
こういった学期の初めにたくさんある重要な話を聞き取れないのは、かなりきついです。
そして授業初日も「宿題の話なんかしてた?」と思うレベルで宿題が何なのか、あるのかどうかすら分からない。
そして周りの生徒が一斉になにかをし始めても何なのか分からないという感じでした。
後一番きついのが、リスニングができないせいで話しかけるのをためらってしまうこと。
- 質問したいけど返事を理解できるか分からない
- 話しかけたいけど返事を聞き取れるか分からない
これのせいで友達を作るにしても授業中質問するにしても、かなりやりづらかったです。
このままではさすがにやばいと思ったので在学中にリスニングの勉強をスタートし、なんとか1ヶ月ほどかけて授業をちゃんと聞き取れるようにはなりました。
- 学期はじめの重要な話を理解できない
- 宿題が何なのか、授業で何が起こっているのか分からない
- 話しかけるのをためらってしまう
これでリスニングの重要性がわかってもらえたかと思います。
リスニングは勉強してもしすぎることはないので、留学前の今からやっておきましょう。
留学前にリスニングはどれぐらい勉強すればいいの?
正確にどのくらい必要かはわかりませんが、少なくとも留学前で“集中したら聞き取れるレベル”にまで持っていけたら大丈夫ですかね。
そのレベルまでいけたら、あとは現地で生活するうちに慣れていきます。
勉強量については、ざっくり言うと1日の英語学習の半分はリスニングに費やすぐらいがちょうどいいです。
これは全然難しいことではなくて、
- 単語帳のCDを聴きながら単語を覚える
- ドラマで日常会話を覚える
- 英語ニュースをラジオで聞く
- 動画学習サイトの講座を英語でみる
など、普段本を使って勉強しがちなものをリスニングで勉強すればいいだけ。
これでリスニングに触れる時間も増えるし、留学先の授業ではもちろんずっと英語を聞き続けないといけないのでいい練習になります。
- 勉強時間の半分はリスニングに費やすべき!
- 本を使う機会を減らしなるべくリスニングで英語を勉強する
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留学前にするべきリスニングの勉強方法3ステップ
ここでは「どうやってリスニングを勉強すればいいの?」という疑問にお答えしますね。
リスニング力をあげるためには、この3ステップを順に進めていくといいです。
- まずは正しい発音を身につける
- ディクテーションで聞き取れる感覚をつかむ
- 自分が楽しめるもので英語を聞きまくる
ひとつひとつ詳しく説明していきます。
ステップ1:リスニング力を上げたいならまずは正しい発音から身につける
「リスニングに発音って関係あるの…?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、まずは正しい発音を身につけるのが一番重要です。
その理由は、英語には日本語にない音がありすぎるから。
まず日本語には5つしか母音がないのに対して、英語には20個以上あります。
発音の知識がないと、この20個以上の母音をたった5つの日本語の母音に置きかえてしまうので、聞き取れないし話しても通じないということが起こります。
リスニングに入る前にカタカナ英語をなおしておくべき
聞き取れない理由としてリズムや強弱に慣れていないというのもありますが、最低限必要なのはカタカナ英語を直しておくことです。
カタカナ英語とは英語を全て日本語で表現してしまうことですが、これをなおさない限り英語を完璧に聞きとるのは不可能です。
このカタカナ英語を克服するのに有効なのは「英語耳」という本。
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- 発音に関して全くの初心者にオススメの難易度
- 図・文章・音で発音を学べる
- 全ての発音記号を25分で練習できるCD付き
図と文章で発音のしかたの説明をみる→CDの後に続いて発音する、という風に進めていきます。
この本のいいところは、発音の知識がまったくない人でもできるほど内容が易しいこと。
僕がこの本を始める前は、
- RとLの違いがわからない
- VとBの違いがわからない
- FとHの違いがわからない
- THの音は存在すら知らなかった
と発音に関してほんとに何も知らない状態でした。
それがこの本で1ヶ月毎日練習したところ、全ての発音記号が読めるようになりカタカナ英語を克服することができました。
最初は本の説明を読みながら進めるので時間がかかりますが、慣れてくるとCDのみ使うことで25分で一周できてしまいます。
リスニングに入る前に、是非この「英語耳」で正しい発音を身につけてください。
ステップ2:ディクテーションで英語を聞き取れる感覚をつかむ
ディクテーションとは、聞き取った英語を書き取るという勉強法です。
ここでの狙いは、英語を聞き取れるという感覚をつかむこと。
僕はリスニングが苦手すぎてほんとに何も聞き取れないレベルでしたが、ディクテーションを2週間ほどやると”集中すれば聞き取れる”ようになりました。
ディクテーションはこの0(英語がまったく聞き取れない状態)から1(英語が聞き取れる状態)にする最適な方法だと思ってます。
ではディクテーションのやり方を説明していきます。
ディクテーションのやり方
- 英語の音声(原稿があるもの)
- 紙
- ペン
英語の音声はなんでもいいのですが、答え合わせができるよう原稿があるものを選んでください。
もしTOEFLを受けるのであればこの本がおすすめ。
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僕はこの本でディクテーションを続けて、”集中すると英語が聞き取れる”という感覚を掴みました。
- 一文または句読点づつに区切ってCDを流す
- 聞きとれたものを紙に書く
- 聞きとれなかったら聞き取れるまで何度も聞く
- それでも聞きとれない場合は空白にして次に進む
- 1から4を繰り返して最後までやる
- 答え合わせをしてからもう一度ディクテーションする
この方法はすごくめんどくさいのですが、日に日にリスニングが上達するのがよくわかるので効果があることは保証します。
答え合わせをするとどの音が聞き取れてどの音が聞き取れないかがわかるので、自分の弱点を見つけることができるのがいいですね。
8割から9割ぐらい聞き取れるようになったら、次のステップに移ってください。
楽しくはないのでモチベーションを無くす前にさっさと次にいきましょう。
ステップ3:好きな方法で英語を聞きまくる
ディクテーションがある程度できるようになったら、次は自分が楽しめる方法で英語をたくさん聞いてください。
リスニングは「勉強」と捉えるとすごくつまらないので、長く続けると飽きてしまいます。
このステップで使うものはなんでもいいのですが、一つ意識すべきことは聞き流さないこと。
一言一句全て意識しながら聞くことで、ドラマを見ててもラジオを聴いててもリスニングの勉強になります。
何を使うかは自由ですが、いちおう僕がオススメする方法を4つ紹介しておきます。
1:講義を英語で受けられるYouTubeチャンネル”Crash Course”

- 科目ごとの基礎知識がつく
- 1本が10分ほどでまとめられている
- 英語字幕と再生スピードを調整できる
20種類以上の科目の講座を無料で見ることができるYouTubeチャンネルCrash Courseがすごくおすすめです。
1本10分程度でまとめられている分話すスピードがかなり速くいい練習になります。
なんといっても経済学・心理学・天文学など大学の授業で学ぶような科目があるのがいいですね。
留学前に基礎知識をつけることができるし、専攻がすでに決まっているなら今のうちから準備もできます。
まさに留学前の人たちにすごくおすすめのYouTubeチャンネルです!
2:日常会話を鍛えられる海外ドラマや洋画
- 実際に使われている日常会話を学べる
- 楽しいので続きやすい
洋画や海外ドラマも意識して観ればそれは英語の勉強になります。
好きなものを観ればいいですが、特におすすめのジャンルはコメディですね。
コメディの利点としては、こんなものがあります。
- 日常生活を描いたものが多い
- 現地の文化や笑いどころなどを学べる
- 面白いので飽きない
- 聞かせるために話しているので聞き取りやすい
実際の日常会話を学ぶという点では、他のどの方法よりもいいです。
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僕は「フレンズ」というアメリカのコメディドラマで日常会話とアメリカ人のジョークや文化を学びました。
結構古い作品ですが、今でもこれで英語を勉強している人はかなり多いですね。
特にお気に入りの作品がなければフレンズから入るのもいいでしょう。
3:英語でのスピーチが聞けるYouTubeチャンネル”TED”

- 高いレベルの英語を学べる
- 英語でのスピーチの仕方が参考になる
- 動画の数が豊富
- 字幕を付けられる
TEDでは政治、IT、脳科学など様々な題材のスピーチを英語で聞くことができます。
単純にリスニングを鍛えるのにもいいのですが、留学してから“スピーチの仕方も真似できる”というメリットに気づきました。
日本の学校だとあまりスピーチや前にでて話す経験が少ないですが、海外の大学では比較的多いです。
そもそも経験が少ないのにいきなり英語でやれと言われてもできませんよね。
そんな時にTEDのスピーチで話し方、よく使われるワード、構成などを参考にできます。
こういった点で、留学前の人たちにオススメですね。
これは僕のお気に入りで、日本語だと「あなたが夢の仕事に就けない理由」という題材です。
定期的にモチベーションを上げるためにこれを観てます。
他にもいろいろあるので興味があるトピックを探してみてください!
4:Udemyの講座を英語で受ける

- クオリティの高いものを学べる
- 英語で自分の興味のあるものを勉強できる
- 字幕&動画のスピードを調整できる
Udemyとはオンライン学習サイトで、動画で様々な分野の講義をネットで受けれるようになってます。
1つのコースは3時間から20時間を超えるものまであり、買い切りなので一度購入するとずっと見ることができます。
Udemyのいいところは、英語で興味のある分野を勉強できるというところですね。
リスニングだけでなく話し方や英語での説明の仕方まで学べます。
それと出てくる専門用語も英語なので、大学の授業の下準備もできてしまいます。
日本語での講座もあるのですが、英語の講座数がダントツ1位なので英語ができれば情報の幅がぐっと広がります。

これはカテゴリ「IT」のコース数ですが、英語は9000近くなのに対して日本語は200ちょっとしかないですね。

トップカテゴリーはこんな感じ。
プログラミング系が特に強いですね。
字幕もあるしPCなら再生スピードを調整できるので、リスニングがそこまで得意じゃなくても大丈夫です。
自分の興味のあるものが見つかれば、ぜひ英語でやってみてください。
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留学前のリスニングの勉強方法3ステップまとめ
この記事を読んで、留学にはリスニングが一番大事ということがわかっていただけたかと思います。
そしてそのリスニング勉強法3ステップがこちら。
- まずは正しい発音を身につける
→カタカナ英語を克服する - ディクテーション
→英語を聞き取れる感覚をつかむ - 自分が楽しめるもので英語を聞きまくる
→英語で英語を勉強する!
そして僕がオススメする4つのリスニング練習サイトはこちら。
- Crash Course
→大学の講義の事前知識を付けられる - Hulu
・Netflix
→日常会話を学ぶには最適! - TED
→興味深いトピックがたくさん - Udemy
→レベルの高い講義を英語で受けられる
ぜひこの記事の内容を真似して、留学前のリスニング学習に役立ててください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
留学前の勉強法をまとめました。
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