世界中の方々から愛され、ベストセラーにもなっている英文法書「English Grammar in Use」。
- 著者が英語ネイティブ
- 専門用語を使わないシンプルな説明
- すべて英語で書かれている
- 練習問題が豊富
これらの特徴をもった、まさに生の英語を学ぶのにはベストの英文法書です。
このブログでもちょくちょく書いてますが、今ある文法書の中では一番優れていると言えるでしょう。
しかし使い方を間違えると、せっかくいい本で勉強しても全くの無駄になってしまいます。
そこで今回の記事では、
- いざ手にとってみたものの、どうやって使えばいいのかわからない
- 効果的な使い方を知りたい
という方に向けて、 English Grammar in Useを使った効率のいい勉強法をみなさんにお伝えします!
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まだこの文法書を持ってない方は「»英文法書はこれ一択!English Grammar in Useをおすすめする5つの理由」の記事を読んでみてください。
僕が一番オススメしている文法書で、世界的にも人気があるのでクオリティに関しては間違いないかと思います。
目次
【大前提】English Grammar in Useで勉強する前に知っておくべきこと2つ
この本で勉強に入る前に、知っておいたほうがいいことを2つだけ紹介しておきます。
- 直接書き込まずにノートを用意する
- 前から順番にやっていくのはダメ
順番に説明していきますね。
①直接書き込まずにノートを用意する
English Grammar in Useの中身は、見開き左に説明・右に練習問題という風になっています。
右ページの練習問題は直接書き込めるようになっていますが、できるだけ書き込まずにノートなど他のものを用意してそっちに書きましょう。
理由は単純で、そうするとあとから何度もやり直すことができるから。
書き写すものはノートでも紙でもパソコンのメモ帳でもなんでもいいです。
本自体には間違えた問題の横にチェックマークをつけるぐらいにしておくと苦手箇所がわかるのでおすすめ。
②前から順番に進めるのはダメ!
よくやりがちなのが、1ページ目から順番に進めていくこと。
闇雲に前からやっていくのはよくなくて、その理由は「本を終わらせること」が目的になってしまうから。
みなさんがこの本で勉強する目的は「本を終わらせること」ではなく「文法を定着させること」ですよね。
だったら意味もなく始めから進めていくというのはやめましょう。
じゃあどこから始めればいいのかというと、
- 自分が苦手なところからやる
- 自分が学びたいところからやる
というのがいいです。
これらについては次の「効果的な使い方」で説明しますね。
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English Grammar in Useの効果的な使い方3選
ここではEnglish Grammar in Useでの文法学習をより効率良く進めるための3つの方法を紹介します。
効果的な使い方①「Study Guide」で自分の弱点をまず探してから取り組む
さきほど「前から順番に進めていくのはよくない」と説明しましたね。
English Grammar in UseはUnitが1から145までとかなり多いので、順番にやるよりは自分の苦手なところからやるのが一つの方法です。
そんなとき一番始めに取り組むべきなのは、巻末あたりにある「Study Guide」。
これはいわば診断テストで、これを解くことで文法における自分の弱点がわかります。
進め方は、まず普通に問題を解いていきましょう。
100問以上ありますが4択問題なのでササッと終わるはず。
そして答え合わせをし、あとは間違えた問題をチェックしていくだけです。
設問の横にはUnit数が割りふられており、これは「このUnitを勉強すれば解けますよ」という意味。
なので、Study Guideで間違えた箇所に該当するUnitを勉強すれば弱点を克服できるというわけですね。
巻末にあるので後回しにしがちですが、一番最初にやって弱点を知っておきましょう!
- 巻末のStudy Guideを最初に解く
- 答え合わせして間違えた箇所をメモする
間違えた箇所=自分の弱点! - 間違えた問題のUnit数を確認し、それに該当するUnitから勉強を始める
効果的な使い方②英語で日記を書いて自分が学びたい文法を見つける
「弱点から潰す」以外にもおすすめの方法は、自分が使いたい文法から学んでいく方法。
目次をみて「これを勉強したい!」というのがあればそこから始めるべきでしょう。
しかしもしそれでも迷うようであれば、英語で日記を書くというのを試してみてください。
難しければまずは日本語で考えてから英語に直してもいいので、1日の出来事を書いてみましょう。
すると必ず「ここはどういう文法を使えばいいんだっけ」という疑問が生まれます。
あとはそれに該当する箇所を本の中から探して勉強すればいいだけ。
これを繰り返してくうちに、使えるフレーズがひとつひとつ増えていきます。
これはただの暗記よりも実践で覚えることができるので、頭に入りやすいですしね。
そもそも暗記って、いつか使うときのために覚えますよね。
しかし大抵の場合、使うべきときには忘れてしまっている事が多いです。
- 「せっかくフレーズを覚えたのに、いざというときに口から出てこなかった」
- 「知識はあるのに、実際の会話では思うように話せなかった」
みなさんもこんな経験が一度はあるはず。
暗記してもいざとなると使えないんですよね。
本をむやみに前から進めて覚えていっても、それを使わなければ時間が経つと忘れてしまうのです。
しかし英語日記を使ったこの方法だと、
「今使うために覚えて、今すぐ使うため頭に入りやすい」
というメリットがあります。
大量に暗記するよりも、これでひとつずつ身につけていくほうが長期的にみて断然いいですね。
- 英語で1日の出来事を書いてみる
難しければ日本語で書いてから訳してもOK!(最初だけ) - 「これを言いたいけどどの文法を使うかわからない」というのを見つける
- それに該当するUnitを探して勉強を始める
- 新しく覚えた文法を使ってもう一度日記を書く
ちなみにここでは英語日記を紹介しましたが、英語を実践的に使えればどんな方法でもいいです。
ただはじめは英語日記が一番手軽にできるのでおすすめ!
会話中に言いたいことがいえないとき「ちょっと文法調べるから待ってね」はダメですよね。
日記だと自分で完結するため「いくらでも時間をかけられる」というメリットがあるので英語日記を紹介しました。
効果的な使い方③アウトプットを意識して他の方法も併用する
学んだ文法をただの知識として終わらせないためにも、常にアウトプットを意識しましょう。
English Grammar in Useは練習問題がたくさんあり、学ぶ→実践をすぐに行なえます。
しかし本の問題を解けたところで、実生活でパッと口から出てくるとは限りません。
学んだ事を自分のものにするためには、慣れるまでとにかくアウトプットを繰り返すことが大切。
そこで手軽にアウトプットができるサービスを2つ紹介します。
- HelloTalk
- オンライン英会話
この2つの良いところは単にアウトプットの機会を増やせるだけでなく、間違っていたり不自然だったら訂正してくれること。
まさに英語のアウトプットには最強の手段です。
僕はこの2つの手段で、
- 学んだ文法を使って自分で文章をつくってみる
- 間違っていたら訂正をもらう
を繰り返すことで使いこなせる文法を増やしていきました。
それではひとつずつ説明していきます。
おすすめのアウトプット方法①言語交換アプリ”HelloTalk”のモーメンツに投稿
HelloTalkとは無料の言語交換アプリで、お互いに学びたい言語を教えあいながら外国人の方々と交流することができます。
このアプリを使うことで、
- 文章の訂正を大人数から受けられる
- 英語ネイティブの友達をつくれる
というメリットがあります!
言語を勉強している人なら全員入れておくべきアプリですね。
いろんな機能がありすぎてここでは説明しませんが、ここで使うのは「モーメンツ」だけ。
「モーメンツ」はタイムラインを通して言語交換できる機能です。
文章や写真、ボイスメッセージなどを投稿して、それをみた人と交流を楽しむことができます。
手順を簡単に説明するとこんな感じ。
- HelloTalkを無料インストール(下にリンク貼ってます)
- 設定で母語:日本語/学びたい言語:英語にする
- プロフィールページを埋める
- モーメンツに移動する
- 学んだ文法で文章を書いて投稿する
- あとは反応を待つだけ!
(間違っていたら高確率で文章を訂正してくれます)
これで覚えた文法をすぐにアウトプットできるし、間違っていれば訂正もしてもらえるのです!
文章が合っていたらそのまま英語ネイティブの方と会話を楽しむことができますしね。
英語日記とHelloTalkでのアウトプット方法を同時に紹介しているので、こちらの記事もどうぞ。
»ネイティブから添削を受けられるHelloTalkで英語日記を書こう【無料英文添削】
HelloTalkのインストール・設定・プロフィールの埋め方はこちらからどうぞ。

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おすすめのアウトプット方法②オンライン英会話で話しまくる
オンライン英会話とは、ビデオ通話をとおして格安で英会話することができるサービス。
どこのオンライン英会話もだいたい1レッスン200円以内で受けることができてコスパ最強のアウトプット方法です。
用意するものもこれだけ!
- パソコン・スマホ・タブレットのどれか
- Wi-Fi環境
- Skype(無料のビデオ通話アプリ)
どこでも・いつでも・格安でできるのが特徴ですね。
英語を定着させるには、最終的には話しまくることがいちばん大事。
本の中で与えられた問題を解くよりも、何が起こるかわからない会話の中で使えてこそ文法を使いこなせているといえます。
オンライン英会話だと、こんないいことがあります。
- 話しながらアウトプットできる
- 間違っていたら訂正をもらえる
会話するとなると、
- 相手の話を聞く
- 返事を頭で考えてすぐに話す
という高度なスキルが必要になりますね。
オンライン英会話だと、それを英語講師と格安で練習できるというのがポイント。
間違っていたら訂正してくれるので恐れずにどんどん話してみましょう。
そうすることで少しずつ使える表現が増えていきます。
言いたいことが言えなかったら、どの知識が足りていないのか理解する。
English Grammar in Useで必要な文法を学び、オンライン英会話で話してみる。
それが合っていたらそのまま使い続け、間違っていたら訂正してもらいブラッシュアップする。
これを繰り返すことで、暗記で覚えた薄っぺらい知識ではなく実際の会話で使える文法が身に付きます!
- 自分がよくつかう文法を勉強する
- オンライン英会話で実際に使ってみる
- 間違っていれば正しい言い方を教えてもらう
- 1~3を繰り返して使える表現を増やしていく
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English Grammar in Useの効果的な使い方まとめ
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English Grammar in Useは素晴らしい教材ですが、ただ前から順番に進めたり、暗記で終わらせるのはもったいないです。
効果的につかうには、この3つの方法がおすすめ。
- 自分の弱点から勉強する
→Study Guideで見つける - 学びたい文法から勉強する
→英語日記で見つける - アウトプットを意識する
→HelloTalkとオンライン英会話がおすすめ
僕が実際にこの方法で英文法を学びましたが、ただの暗記で覚えた文法とは違い使える文法が増えていきます。
English Grammar in Useを購入した方は、ぜひこの3つの方法を試してみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。